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思い出①:ステージデビューの日 [音楽]

今はやっていませんが、数年前までアマチュア・オーケストラに入っていまして、初めてオーケストラでステージに立ち、演奏したのがこの曲。

バーバー 弦楽のためのアダージョ
https://youtu.be/WAoLJ8GbA4Y

これはウィーンフィルの演奏。
悲しい絶望的な調べです。。

このステージデビューの日に指揮をしていたのは、広井隆先生です。
その時、私が所属していたアマチュア・オーケストラでは、当時は全く違うタイプの2人の常任指揮者がいらっしゃって、そこが面白いところなのでした。

私は指揮者の方について語れるほどの知識も経験もありませんが、私の印象では、広井先生のご指導のスタイルは一言で言うなら「いいからちゃんと弾け!」とでも表現しましょうか。。。

アマチュアを多く指揮されてきた方で、技術的に難しい事だったり、細かい曲解釈のことはあまり仰りませんでした。
できる範囲で、という感じです。テンポもゆっくり目なことが多かったです。

ですが、ですがね、1回、旋律ではないけれど、弾きにくい難しいところが半ページ分くらいあり、他の方もあまり弾けていなかったようです。
そうしたら、1プルトずつ順番に弾かされまして(笑)
私は当時はまだあまり弾けなかったし、当然弾けない!(笑)。
あまり頻繁ではないですが、他パートも含め、時々思い出したようにこういった事を始める方でした。

お姿からうかがえる通りお優しい方で、あまり難しい事は要求しませんが、そのかわり、ちゃんと弾いて!っていう。
そんな、お優しくて、時折音楽へのこだわりと愛がうかがえるような、素敵な指揮者でした。

昨年、お亡くなりになったと聞きました。
悲しいです・・・
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
このステージデビューの日や、その後の先生にご指導いただいた練習や演奏会での楽しかった日々、忘れません・・・


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